- 仕事を辞めたいと思っているが甘えなんじゃないか
- 仕事を辞めたいけど言い出せなかったり次の職が見つかるか不安で辞められない
- 仕事を辞める際に気を付けるべきことはなに?
そんな悩みを抱えている方も多いと思います。
勢いで辞めてしまったり、退職に関する制度を知らないまま辞めてしまうと、
- 転職先が見つからない
- もらえるはずの手当がもらえない
- 今よりもさらに環境が悪くなる
といったことになりかねません。
本記事では仕事を辞めたいと思う原因と対処法と仕事を辞める際に気を付けるべきことを解説します。
この記事を読むことで、
- 仕事を辞めるべきなのか
- 損しない仕事の辞め方
がわかるようになります。
仕事を辞めたいと悩んでいる方は是非最後までご覧ください。
読者さんへの前置きメッセージ
仕事を辞めたいと考えている方の中には精神的に追い詰められている方も多いと思います。
そんな方に記事を読む前に伝えたいことがあります。
- あなたの仕事を代わりはいくらでもいますが、あなたの健康を守れるのはあなた自身しかいません。
- 転職にはリスクがありますが、客観的な判断ができるうちに行動してください。本当に辛くなると正常な判断ができなくなってしまいます。
- 世の中には多くの求人があります。どうしても今の会社で頑張らなきゃいけないなんて思わないようにしてください。
試しに転職サイトを覗いてみてください。求人数の多さに驚くと思います。
そう思うことで気持ちが楽になると思いますよ。
1.仕事を辞めたいと思う原因と取るべき行動
仕事を辞めたいと思う原因は人それぞれですが、本記事ではそれらをまとめて解説します。
休みがなく忙しすぎる
忙しすぎて終電近くまで仕事をしており、全くプライベートの時間が取れないと辞めたくなりますよね。
あなたが終電近くまで残業しないと仕事が回らないのであれば、上司のマネジメントに問題があるでしょう。
仕事が好きでたまらないのであればいいですが、この記事を見てくださっている方はほどほどに仕事をしたい方がほとんどだと思います。
そんな方が今の状況で仕事を続けていたらいつか必ず体や心を壊してしまうでしょう。
しかし、今の状況を生み出している原因をしっかり分析し、自分ではどうしようもないかどうか確認してからにしましょう。
- 明らかな人員不足
- 仕事が一部の人に極端に偏っている
- 自分自身の仕事の進め方が悪い
このあたりを考えてみてください。
上二つは職場の状況を見ればある程度わかると思います。
人員不足の場合は上司に相談してみて、それでも人を増やしてもらえないならば転職も視野に入れてみてください。
あなたの身はあなた自身で守るしかないのです。
仕事を断ることはあなたを守るだけでなく会社のためにもなりますので、勇気をもって断ってみましょう。
相手の気持ちを気にしてうまく断れない方は、相手を不快にさせない、角の立たない断り方を別記事で紹介しておりますので合わせてご覧ください。
- 適切に周りの人を巻き込みながら仕事を進めているか
- 仕事の全体像・目的を意識しているか
- 重要度を意識して仕事の優先順位を付けているか
- アウトプットのイメージの共有を緻密に行っているか
適切に周りの人を巻き込みながら仕事を進めているか
仕事は一人で進めるものではありません。
少し調べてわからなかったら
- 調べたこと
- 何がわからないのか
を明確にしたうえですぐに周りの人に相談しましょう。
職場で誰がどんなことに詳しいのか把握しておくと、正しい相手に相談できスムーズに仕事が進みます。
自分一人でずっと悩んでいても仕事は進みません。
仕事の全体像・目的を意識しているか
これを把握しておかないと依頼者にとって必要のない情報も追加してしまい、時間がかかってしまいます。
必要ない仕事を余分にやるだけでなく、修正の時間もかかってしまうため、必ず仕事の目的と誰から依頼されているかを確認しましょう。
重要度を意識して仕事の優先順位を付けているか
重要度とは
- どの程度のお金を動かすのか
- お客様に直接影響するのか
を示した指標です。
多くの人は仕事の優先順位を考えるときに緊急度の高い(締め切りの近い)ものから取り組みます。
それ自体は間違っていませんが、重要度を全く考慮せずに優先順位を決めてしまうのはダメです。
そうならないように重要度の高い仕事から優先的に処理するようにしましょう。
重要度が低ければ最悪締め切りを伸ばすこともできますからね。
アウトプットのイメージの共有を緻密に行っているか
仕事の依頼者や上司とアウトプットのイメージを常に共有しておくことも非常に大切です。
最悪1から作り直しなんてことにもなりかねません。
そうならないように完成度が20%、50%、80%を目安に上司に確認をしてもらい、イメージをすり合わせておきましょう。
本記事では仕事の取り組み方について4つに絞ってご紹介しましたが、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
人間関係が悪い
仕事を辞めたいとして最も多いのが人間関係によるものです。
何か光るスキルを身につけるとか、次の職を見つけてから辞めたほうがいいですが、健康あってのことです。
無理をして頑張って体を壊したら元も子もありません。最悪社会復帰できなくなってしまいます。
管理職の仕事は部下のやる気を最大限高め、部として成果をあげていくことです。
上司は部下が気持ちよく、最大限のパフォーマンスを発揮できるような環境を作ることも仕事ですので、必要以上にあなたが落ち込む必要はありません。
そのことを心にとどめておくと、少し気を楽にして仕事ができると思います。
向いてない仕事をしている
仕事をしていると向いてないなと思うときも多々あると思います。
ただし、年収や勤務地、人間関係等が今よりも悪くなるリスクも当然あります。
まずは転職活動をしてみてどんな仕事があって自分に向いている仕事はなにかしっかり考えることをお勧めします。
自分一人では難しい場合は転職エージェントに登録してみてキャリアの相談をしてみましょう。
もちろん無料ですし、エージェントに登録したからといって転職しなければならないなんてこともありません。
仕事内容に興味が持てない
仕事に興味が持てないとモチベーションが上がらないと思います。
- 希望部署に配属されなかった
- 思っていた仕事と違った
など様々な理由があると思いますが、まずは1年程度続けてみてください。
理由としては次の2つがあります。
- 1年ほどやってみないと本当に仕事に興味がないのかわからない
- 1年未満で辞めると転職に失敗するリスクが高まる
1年続けてみてやっぱり興味がわかないのであれば次は異動できないか上司に相談してみましょう。
仕事に興味が持てないことが理由で転職する場合は、異業種もしくは異業界への転職となるはずです。
そのため若ければ若いほど有利となります。
少なくとも20代のうちに転職しないと転職難易度が跳ね上がるので注意してください。
仕事のミスが多い
仕事がうまくできずミスを連発し上司に怒られる生活がずっと続くとストレスが溜まりますよね。
そんな方はまずなぜミスをしてしまうのか考えましょう。
- どんな時にミスをしているのか
- ミスをした時はどんな心理状況か
これらを深堀してみてください。
ミスをする原因はたくさんありますので、自分がなぜミスをしたかしっかり分析しましょう。
原因がわかって初めて正しい解決方法を考えることができます。
解決方法を考えるのが難しい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
会社の先行きが不安
- 会社の赤字が続いていて人もどんどん減ってきている。
- 経費削減という名目で開発費を減らされ残業も禁止される。
そんな状況だとこの会社に残っていていいのか不安になりますよね。
大企業でも明日があるかわからない時代になっています。
転職エージェントを利用して転職活動をすることで以下のことがわかります。
- 他にどんな会社があるのか
- 自分のスキルが他社でも活かせるのか
- 自分と同じ悩みを抱えた人はどう決断したのか
転職活動自体にリスクはないので、外の世界を見てみるという意味でも一度エージェントに登録してみてはいかがでしょうか。
給料が低い
給料が低く、貯金もできずに歳を取っていくと焦りますよね。
2~3年目で給料が低いならわかりますが、ずっと続けてもほとんど給料が増えないなら転職を考えるべきです。
ただし実績を作ってから転職活動をするようにしましょう。
実績があると給料交渉がしやすくなりますし、転職自体も成功しやすくなります。
希望の勤務地ではない
総合職の場合は基本的に転勤は断れません。
そういう契約になっているはずです。
もし転勤が嫌で希望の勤務地で働きたいのであれば、
- 会社が自分の希望の勤務地にしかない
- エリア総合職や一般職として働く
しかありません。
しかし転職はリスクが伴うため、どうしても希望の勤務地がいい(親の介護が必要、地元で働きたい、転勤は嫌など)場合を除いてあまりおすすめはしません。
2.仕事を辞める時に気を付けるべきこと4つ
仕事を辞める時には次の4つのことに注意しましょう。
- 辞める際、会社に迷惑がかかるなど考える必要はない
- 転職先が見つかってから退職する
- 転職先が見つかっていない時に退職したら失業手当を受給できる
- 法的には退職届を出して2週間で退職が成立する
辞める際、会社に迷惑がかかるなど考える必要はない
もしあなたがその会社の人と一生付き合っていきたいと考えているならば、会社への迷惑もある程度考えることも大切です。
そうでないならば会社の迷惑など考える必要はありません。
それでも仕事を辞めると言いにくい場合は退職代行サービスを使いましょう。
必要な書類等も郵送で完結できる場合もありますので、利用するのも一つの手段です。
転職先が見つかってから退職する
精神的に追い詰められていないならば、転職先が見つかってから退職しましょう。
後ほど説明する失業手当をもらうこともできますが、期間が決まっていますのでできれば在職中に次の職場を見つけることをお勧めします。
退職したあとだと現職に留まるという選択肢がなくなってしまいますからね。
転職先が見つかっていない時に退職したら失業手当を受給できる
先ほど転職先が決まってから退職すべきだと言いましたが、精神的に耐えられない場合は一刻も早く辞めることをお勧めします。
失業手当の金額や受給期間、資格についてはハローワークのサイトをご覧ください。
法的には退職届を出して2週間で退職が成立する
法的には退職の2週間前に退職届を提出すればいいことになっています。
しかし、会社によって異なる場合がありますので雇用契約を確認してみてください。
3.まとめ【仕事を辞めるのは甘えではありません】
繰り返しになりますが、仕事を辞めるのは甘えではありません。
本来は仕事を辞めたいと思う環境で仕事をすること自体が間違っています。
仕事を辞めるべきか悩んでいる方は本記事を参考にして仕事を続けるべきか辞めるべきか考えてみてください。
皆さんがよりよい環境で働けるようになることを祈っています。
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